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クリスマスおめでとうございます!

 

個人的好みで言えばミサの最中に電気でピカピカと繁華街のネオンの様に聖堂の中が

光るのは好きではありませんが、今度の新しい主任司祭が精いっぱいに良かれと思い

限りを尽くして飾ったと思うと個人の好みなどは言えません。「よく綺麗に飾り

有難うございます」の言葉だけで終わりにしたい。

それよりも何よりも、神様が精いっぱいの人間への愛をこの日に示したという事が人類

の一大事ですから 謙虚にありがたく受け止めたいと思います。

そこから BCからADの歴史が始まったのですから。

 

 

 

草苅オルガンの草苅さんご夫妻

12月の晴れた日、車で20分くらいの草苅オルガンの草苅さんご家族を訪ねました。

草苅さんとのお付き合いはもうかれこれ35年くらいでしょうか。。

若かりし頃、目黒教会のチャリティーコンサートで、草苅さんが最初に公に作った

ポジティフオルガンをお借りしてペルゴレージの「スタバト マーテル」を弾いたのが

最初の関わりでした。

そのオルガンはつい最近まで原村の八ヶ岳高原教会で使用されていたそうです。

たしか草苅さんにとっても自分のオルガンを数百人単位の方に聞いていただいた最初の

経験であったと思います。

その後、軽井沢の聖パウロ教会まで楽器を運んでいただいたり、工房を訪ねたり、

人生の合間、合間にお顔を拝見してきました。

草苅さんは質の高いポジティフオルガンを何台も作られ、勿論大きなオルガンも、

現在70歳を越えていますが、お顔は昔のまま少しも変わらずです。

自然の中で製作に没頭する日々は時空を超えた世界に導いていくのでしょうか、

その生活が「顔が少しも変わらない」という印象につながるのでしょうか。

しかしオルガン造りというお仕事、会計、や交渉事から何から何まで妻が支え、奥様の

御功績は大きなものだったようで、ある種の才能が無ければ出来ない事ではないか

と思います。

草苅さんのオルガンは品格がある、という印象を持ちます。

それも知らず知らずのうちにお二人が自然の中で紡いできた生活から醸し出される音色でしょう。

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